冬のしごと ~豆の選別~
秋に収穫した豆類は、天日に干してさやから取ります。
豆は種類ごとにわけて保存しておきます。
秋の天気の良い日は外で、冬はコタツでお茶をのみながら選別をしていきます。
小さすぎる豆や虫くいを取り除いていき、タオルで一磨きすれば、粒のそろったツヤツヤの宝石のような豆に仕上がります☆
田舎の昔ながらの風習なのか、近所の人や親せきに野菜のおすそ分けすることがあります。「変な物はやらんにぇ」(質の悪い物はあげられない)と、タダで差し上げる物と言えど、人様に無礼のないように、選別の時の眼差しにはとても強い意志を感じます。
農村の民としてのプロ意識がつまっている作物には、お金には代えられない価値があるとしみじみ思わされます。